今回やること
条件分岐とは?
今回は条件分岐を扱います。
条件分岐とは、条件を満たした場合の処理と、条件を満たさない場合の処理とを、条件で処理を分岐させることです。
具体的には、信号が赤だったら止まる。信号が青だったら進む。ようなものです。
条件や、分岐後の処理は自分で決めることができるので、条件分岐をすることでプログラムの柔軟性が段違いに上がります!
今回のポイント
今回のポイントは下の3つです!
- if文の使い方
- 比較演算子
- else系の使い方
1つ1つ一緒に見ていきましょう!
基本的なif文
if文とは?
プログラミングで条件分岐をする際、基本的には if文を使います。
使い方を見てみましょう!条件に関しては後述します。
if (条件式) {
//条件を満たす場合の処理
}
ifは英語で「もし〜」という意味でした。なので、もし条件を満たすなら...と考えると覚えやすいです!
条件を満たす場合、{ } で囲まれた部分の処理が実行されます。
逆に条件を満たさない場合は、{ } の中の処理は実行されません。
if文というと、基本的には上記の if (条件式){ } のひとまとまりのことを言います。
覚えておきましょう!
条件式
条件とは?
プログラミングでの条件とは、一言で言うと、YesかNoかで答えられる式です。
Yesの条件の具体例は、1は0より大きい。2と(4-2)は同じ。8は偶数。
Noの条件の具体例は、1は0より小さい。2と3は同じ。8は奇数。
のようなものです。
条件を満たす場合(Yes)は、真
条件を満たさない場合(No)は、偽
とそれぞれいいます。
真は条件を満たす。偽は条件を満たさない。
ということを覚えておきましょう!
比較演算子
条件をプログラム上で表現したものを条件式といいます。
プログラミングで条件式を作る時は、比較演算子が必要になります。
一通り比較演算子を表にまとめます。
比較演算子 | 意味 | 真となる具体例 |
---|---|---|
== | 左辺と右辺が同じ | 0 == 2-2 |
!= | 左辺と右辺が違う | 0 != 2-1 |
< | 左辺より右辺が大きい | 0 < 10 |
<= | 左辺より右辺が大きいか、同じ(右辺は左辺以上) | 0 <= 10 |
> | 左辺より右辺が小さい | 1 > 0 |
>= | 左辺より右辺が小さいか、同じ(右辺は左辺以下) | 0 >= 0 |
基本的には上記6つを覚えていれば問題ないです!
よく、「=」と「==」を間違えることが多いので注意しましょう!😅
(私も気を抜くとすぐ間違えてしまいます...)
条件式の具体例
では、一通り必要な知識は説明したので、具体例を見ていきましょう!
比較演算子「==」を使った条件式です。
number が 6 であることを条件式にしてif文を書きました。
条件が真の場合のみ、if文の中の処理が実行されたことがわかると思います。
このように特定の条件下でのみ別の処理をすることを、条件分岐といいます。
ifの条件分岐
else文
先ほど if文の構文について説明をしました。
if (条件式) {
//条件を満たす場合の処理
}
if内の処理は条件が真の場合のみ実行されましたが、条件が偽の場合の処理も書きたい場合はif文だけでは書きづらいです。
そこでプログラミングには、else文というものが用意されています。
if (条件式) {
//条件を満たす場合の処理
} else {
//条件を満たさなかった場合の処理
}
条件が偽の場合は、else内の処理が実行されます。
上記の例で言うと、numberが10より大きければ if、その条件が偽であればelseが表示されます。
numberは6で条件を満たさないので、elseが表示されました。
else if文
また、elseの他に、else if文があります。
if (条件式1) {
//条件式1を満たす場合の処理
} else if (条件式2) {
//条件式2を満たす場合の処理(条件1は満たさない)
} else {
//どの条件を満たさなかった場合の処理
}
上記のようにして、条件を任意の数だけ増やすことができます。
ただし、if-else内の処理はどれか1つのブロックのみ ( 1つの{ }の固まりのみ )実行されるので、
条件式1と条件式2の両方を満たした場合は、先に書かれた条件式の処理のみが優先されて実行されます。
右の場合は、if文とelse if文のどちらも条件を満たしていますが、先に書いたif文の条件を満たしているので、if文の処理のみが実行されます。
これはプログラムは上から実行される。という基本原則に基づいています。
if文の処理の特徴を覚えておきましょう!
まとめ
今回はif文での条件分岐を解説しました。
ポイントをおさらいしましょう!
いかがでしたでしょうか?
プログラミングにおいて条件分岐は必須です!
変数と条件分岐は密接に関わり合うので、変数についても復習しておきましょう!
-
変数とは?プログラミングの真骨頂!
2024/6/26
プログラミングにおける変数の重要性をご紹介!変数を使うメリット、必要性、具体例も紹介!プログラミングの真骨頂である変数を使いこなそう!
次はswitch文での条件分岐と、真偽値に関して解説をします!
次の記事まで読めば条件分岐はバッチリです!お楽しみに!
Take It easy!
お疲れ様でした!